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2011年7月 6日 (水)

株式会社リトルグローブの青春の悔恨と惜別を描いた人間ドラマ

こんにちは。株式会社リトルグローブです。

今日、株式会社リトルグローブが紹介する映画は、「なごり雪」です。

いつまでも唄い続けたい昭和の名曲にいつも選ばれる「なごり雪」。

28年前に誕生したこの唄があったことで大林宣彦監督の最新作が完成した。

舞台を尾道から大分県・臼杵に移し、大人が見れる恋愛映画に仕上がっている。

28年昔の再現ということで、セリフの言い回しも当時の映画風。

最初は少し違和感もあるが(まさに芝居がかっているので!)慣れてくると心地よく響く。

【あらすじ】

2001年初秋、東京。

妻・とし子に三行半を突きつけられた日、梶村祐作はかつての親友・水田から彼の妻である雪子が意識不明の重体であることを聞かされ、28年振りに故郷の臼杵に向かった。

彼の脳裡に、青春時代の出来事が蘇る。

祐作を一途に想い続けた雪子。

彼女の気持ちを知りながらそれに応えられず、しかも東京の大学で知り合った恋人・とし子を伴って帰省し彼女を傷つけた自分。

そんな祐作に代わって雪子を守り、結婚した水田。

そして雪子と最後に会った日、雪子が失恋に悲観して剃刀で自殺を図ったと思っていた祐作は、実は彼女が枕の中から白いビーズを取り出し、それを雪に見立てて降らそうとしたのだと気づく。

雪など滅多に降らない温暖な町で、雪が降ったら奇蹟が起こると信じていた雪子は、それに叶わぬ願いをかけようとしたのだ。

雪子が亡くなった。

葬儀に出席した祐作は、薄っぺらな人生を送ってきた自分を反省し、残りの人生を一生懸命生きて行こうと心に誓い、東京へ帰って行くのであった・・・。

この映画はどちらかといえば昔の尾道三部作に近い監督の思いがあります。
臼杵という街自身をこのままの昔懐かしいままで保存して欲しいという気持ち。まちおこしではなく待ち残し、町守りの想い。
臼杵の人たちのその想いと監督の想いが一致して本当に街全体がすばらしいセットとなってその美しさを引き出せていると思います。
若い人にはなかなか受け入れてもらえないかもしれませんが
逆に今の若い人たちに邦画もまだまだ捨てたもんではないというのを
再認識してもらいたいと思います。
大林映画のいいところは新人女優さんの育成というのもあります。
22才の別れは2人の新人女優さんが育っていきました。
この映画でも須藤温子さんが初々しい演技を見せてくれました。
何よりも三浦ベンガルコンビがすばらしい。
全体的に尾道三部作に出会った人にはとても懐かしく感じられると思います。

このストーリーのベースは「なごり雪」というより「木綿のハンカチーフ」だと思います。

あの歌の中で田舎の恋人を捨てて都会に出て行った男の28年後を描いた映画のように思います。

いずれにしても、懐かしの名曲と今がリンクするストーリーには感情が移入してしまってとても感動しました。

九州の町となごり雪を無理やりリンクさせるのはやや強引な感じもありますが、それはそれであの懐かしのフレーズが台詞の中に出てくると、あーっと声が出てしまうほどドキッとさせられます。

打算とはにかみばかりの後悔だらけの人生とわずかに輝いた甘い思いでが交錯する主人公の人生が自分とダブって切ない気持であふれました。

いつもながらの思い切りノスタルジックで甘ったるい大林映画ですが、いつまでも見ていたくなるほど気分がよくてドキドキさせられる映画でした。

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